協議会のご紹介
県央デルタネットは、山口防府医療圏の各医療機関が患者情報を共有する地域医療情報システムです。
中核病院の電子カルテや 検査情報を、かかりつけ医がICTを活用してオンラインで、リアルタイムに閲覧するシステムや、地域住民が在宅での医療・介護や入院治療が必要となった場合に、情報共有により在宅部門と連携する新たな医療連携体制の構築を行うことを目的とした組織です。
設立背景
山口・防府保険医療圏においては、山口市、防府市の2市で構成されており、面積は県下最大になっています。地理的には、各地域に市街地は形成されていますが、北部は山間地が多く、過疎化が進んでいます。
人口は、平成22年の313,239人が平成52年には259,904人(−17.0%)に減少することが推測されています。一方、75歳以上の後期高齢人口は、平成22年の39,832人が平成52年には55,275人(+38.8%)に増加することが予測されています。
このような中、高齢者社会においては、医療と介護の需要が高まっていくなか、安心して在宅医療や介護を受けられることが望まれています。そこで、この地域の医療資源や介護資源を効率良く運用するための手段として、ひいては地域住民の利便性向上を主眼とした構想を実現するために本協議会が設立されました。
組 織
山口・防府圏域地域医療・介護連携情報システム(県央デルタネット)協議会
沿 革
2017年 9月 地域協議会の立ち上げ、専門部会の組織化
2018年 2月 地域住民への説明会開催
2018年 3月 構想策定(案)の承認
2019年 4月 県央デルタネットシステム構築作業完了
2019年12月 県央デルタネット運用開始